『ルコナック』ってどんな薬?~爪の水虫に効く塗り薬、『クレナフィン』との違い


回答:『ルリコン』の5倍の濃度で、爪の水虫にも効果

 『ルコナック(一般名:ルリコナゾール)』は、爪の水虫に効く塗り薬です。

 既に水虫治療薬として使われている『ルリコン(一般名:ルリコナゾール)』と有効成分は同じですが、その濃度を5倍に高めることで、爪の水虫にも効果が発揮されるようになっています。



回答の根拠:薬の濃度を高めて、爪の深部にまで効果

 『ルコナック』は、1g中に有効成分「ルリコナゾール」を50mg含みます1)。これは、『ルリコン』の5倍の濃度です2)。
ルリコンとルコナック
 1) ルコナック爪外用液 添付文書
 2) ルリコン液 添付文書

 数ある抗真菌薬の中でも「ルリコナゾール」は「最小発育阻止濃度(MIC)」が小さく、低い濃度でも高い抗菌力を発揮します。
 そのため、薬の濃度を高めて塗布することで、爪の深部にまで高い抗菌力を発揮することができます3)。

 3) ルコナック爪外用液 インタビューフォーム



薬剤師としてのアドバイス:ハケで塗るか、ワンプッシュで薬を染み出させるか

 従来の水虫治療薬(抗真菌薬)も、特に治療効果に差はなく、医師が個人の経験から選ぶ方法で良いとされています4)。

 4) 総合臨床 56:587-588,(2007)

 既に爪の水虫に効く塗り薬には『クレナフィン(一般名:エフィナコナゾール)』がありますが、現在のところ特に治療効果に大きな差は確認されていません。
 そのため、ハケで塗る『クレナフィン』と、ワンプッシュで薬を染み出させる『ルコナック』、使いやすい方を選ぶことで問題ありません。
ルコナックとクレナフィン

 特に爪の水虫では、爪が完全に生え変わるまでの期間、続けて薬を使う必要があります。自分が使いやすい薬を使うことが、治療効果をより確実なものにします。



 ~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
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