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【集計結果】2016年度に多く読まれた記事、SNSで拡散された記事、参照された文献

 ※2016年4月~2017年3月の集計結果です。

【PV数】アクセスが多く、よく読まれた記事

 単純にアクセスが多かったものです。

1.
 →『ボルタレン』の方が強い、というのは周知の事実ですが、「『ロキソニン』が効かない!じゃあ『ボルタレン』で!」という安易な使い方をする前に、まず痛みの原因を特定すべきだということをテーマに書いています。

2. 『ロキソニン』と『カロナール』、同じ解熱鎮痛薬の違いは?~インフルエンザ、子ども・妊婦への使用とNSAIDsの分類
 →痛み止めに『ロキソニン』、熱冷ましに『カロナール』はよく使われていますが、その理由と根拠について、主に使う側の視点から書きました。「MEDLEY」さんのコラムでも3,000を超えるシェアを頂きました。

3. 『ワーファリン』と『バイアスピリン』、同じ血液をサラサラにする薬の違いは?~抗凝固薬と抗血小板薬
 →抗血栓薬の使い分けについて、自分が薬局実習生にする定番の質問をそのまま書いたものです。「血液をサラサラにする薬」という曖昧な表現は、色々と誤解の元です。

【SNS】FacebookやTwitterで拡散された記事

 FacebookやTwitterなどのSNSで、色々な方に採り上げて頂いたものです。

1.
 →週刊誌が行った薬のネガティブキャンペーンに、反論として書いたものです。医師・薬剤師・看護師・MR・その他の医療従事者の方を中心に、1,500を超えるシェアを頂きました。

2.
 →「エビデンスレベル」について、各ランクの長所・短所、起こり得るバイアス(偏り)の解説記事です。薬の臨床試験が、どれだけ練りに練られた方法で行われているのか、ということを知って頂ければ嬉しいです。

3.
 →2016年の改訂でまた変わった「お薬手帳」の料金について、当時Web上に公開されていた情報の多くが間違っていたため、訂正の意味も兼ねて書いたものです。制度はあまりコロコロ変えないで欲しいなぁというのが正直なところですが…。

【発リンク】よく参照された引用文献

 PMIDなどでリンクを繋げている論文の中で、よく参照されていたものです。

1. N Engl J Med.365(10):883-91,(2011) PMID:21830957
記事:
 →『ワーファリン』vs『イグザレルト』の「RODCKET-AF試験」、頭蓋内出血のリスクの点で『イグザレルト』が優れるとした文献。ワルファリンと新規抗凝固薬の比較は様々な背景の解析が進んでいるので、今後も注目すべきものと思います。

2.Clin Pharmacol Ther.71(1):11-20,(2002) PMID:11823753
記事:
 →『アレグラ』が「グレープフルーツジュース」の飲用で吸収が低下するという報告の文献です。最近、ホテルのバイキングなどでも「グレープフルーツジュース」はよく置いてあるので、油断なりません。

3.Circ J.77(9):2264-70,(2013) PMID:23708863
記事:
 →PT-INRに関して、70歳以上の高齢者はより厳密に1.5~2.5の間でコントロールするのが良い、とした文献です。目指すべきINRはその人の状況によって変わりますが、一つの基準として良いのではと考えています。

4.J Gastroenterol.38(9):830-5,(2003) PMID:14564627
記事:
 →「PPI」を服用中にも関わらず、夜間に胃酸過多になる難治性の逆流性食道炎(Nocturnal Gastric Acid Breakthrough:NAB)に対して、「H2ブロッカー」を夜に1回追加投与することの有効性を報告した文献です。現状、この併用は保険適用外で、安易に試して良いものではありませんが、他に選択肢がない場合は考慮する必要があります。

5.Curr Med Res Opin.21:1-8,(2016) PMID:27659218
記事:
 →『デザレックス』と『ビラノア』の効果を比較した結果、『ビラノア』は皮膚でのヒスタミン誘発性の発赤・腫脹に対する改善効果でより優れる、とした文献です。今後、鼻炎など実際のアレルギー患者に対する臨床試験、皮膚以外の他のアレルギー症状でのエビデンスも増えれば良いなと思います。

【着リンク】病院・薬局、他ブログ等からのリンク

 多くの病院・薬局、医療関係者さんのブログ等からリンクして頂いていますが、その着リンクのうちトラフィックの多かったものです。

1.
 →2015-2016シーズンから4価に変わったことで、予防接種が値上げされています。その旨についてホームページ上で説明されている病院・クリニックさんはたくさんありますが、そこでの解説用・参照用としてよくリンクして頂いているようです。

2.
 →抗生物質の中途半端な使用によって、どのように耐性菌ができていくかを、模式的に書いたものです。病院や薬局さんの「症状が良くなったからといって、薬は途中で止めないように」という情報提供のページで、よく利用して頂いているようです。

3.
 →2016年末に登場した、新しいアレルギー薬の違いを考察した記事ですが、花粉症に先駆けて「今年はこんな新薬が出ましたよ」という情報提供によく利用されているようです。現状、厳密な使い分けを行っているというより、今までの薬では効かない・眠くなるといった場合にどちらか試してみようか、というケースが多いみたいです。

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