『エパデール』の用法が食直後なのは何故?~吸収への影響と外食時の注意


回答:空腹時では、ほとんど吸収されないから

 『エパデール(一般名:イコサペント酸エチル)』は、空腹時に飲んでもほとんど吸収されません。
エパデールの用法~食直後と10分以内
 そのため、食事をしたあと(食直後)に飲む必要があります。

 このとき、「食直後」とは一般的に食事が終わって10分以内のことを指します。
 10分を過ぎたら無意味になるわけではありませんが、食事からあまり時間が経過してしまってからでは十分な効果が期待できないこともあります。「ごちそうさま」のタイミングでの服用を忘れないようにしてください。



回答の根拠:『エパデール』の吸収には胆汁酸や食物が必要

 『エパデール』も他の薬と同様に、飲むと消化管から吸収されて効果を発揮します。

 しかし、『エパデール』が消化管から吸収されるためには、胆汁酸の分泌や食物などの成分が一緒に消化管に存在している必要があります1)。
 そのため、空腹時や食事から時間が経過した後に飲んでも、ほとんど吸収されません。
エパデールの吸収~空腹時と食直後
 1) エパデールS インタビューフォーム

 実際、絶食下で『エパデール』を投与しても、ほとんど吸収されず血液中の濃度が全く上昇しないことがわかっています1)。



薬剤師としてのアドバイス:外食時は特に注意~財布に1包入れておくと良い

 『エパデール』を効果的に服用するためには、用法の「食直後」を守る必要があります。
 この「食直後」は、一般的に食事が終わって10分以内のことで、通常の「食後」が30分以内であることと比べると、かなり時間の猶予がありません。
食直後の用法~外食時の注意
 そのため、レストレンで外食して、タクシーで帰宅してから薬を飲む、という方法ではタイミングを逸してしまうことになります。

 『エパデール』は冷所保存などの必要もありませんので、予定外の外食になる可能性がある人は、財布やカバンに薬を1包くらい入れておくことをお勧めします。



+αの情報:『ロトリガ』も同様に「食直後」

 『エパデール』と同じEPA製剤の『ロトリガ』も、同じ理由から「食直後」に服用する必要があります。

 薬の用法には意味があります。自己判断で勝手に飲み方を変えたりしないようにしてください。



 ~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
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