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抗真菌薬 薬の誤解

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片足だけが水虫なのに、薬は両足に塗らないといけないのは何故?

回答:症状がなくても菌は居る

 水虫の足で踏んだ床を、もう片方の足でも必ず踏んでいます。そのため、床を介して右足と左足の間を水虫菌は行き来します。

 つまり、二足歩行している限り、「水虫菌が片足にしか存在しない」という状態は起こり得ません

 見た目は何ともなくても水虫の菌が潜んでいる状態なので、薬を使わずに放置しているといずれ水虫を発症してしまいます。水虫の菌が見つかった時は、必ず両足に薬を使うようにしてください。

薬剤師としてのアドバイス:左右交互に水虫を繰り返すケース

 頑なに、症状のある方の足にしか薬を使わない人がおられます。しかし、これは治療として全くの無意味です。

 「右足」に水虫の症状が出ると、「右足」にだけ薬を使います。しばらくすると、「右足」の症状は治まってきます。しかし、次第に「右足」から菌が感染した「左足」に症状が現れてきます。
 すると、今度は「左足」にだけ薬を使います。しばらくすると、「左足」の症状は治まってきます。しかし、次第に「左足」から菌が感染した「右足」に症状が現れてきます。

 これを延々と繰り返すことになり、完治することがありません。

 水虫の治療をする際は、必ず薬は両足に使用し、菌が完全にいなくなるまで治療を続けるようにしましょう。それが完治への最短距離です。

+αの情報:指の間にしか症状がなくても、薬は足全体に

 同様に、指の間にしか症状がない状態でも、薬は足全体に使う必要があります。指の間に居る菌は、足の裏にも簡単に感染します。

 片足だけでも、片足の指の間にしか症状がなくても、水虫菌は床を介して両足の全体に簡単に感染してしまう、ということを覚えておきましょう。

 その際、軟膏やクリームであれば、人差し指の第一関節分の長さ(1-FTU)の薬を出すと、それが片足に塗る薬の目安量になります。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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