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むずむず脚症候群 パーキンソン病

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『レグナイト』ってどんな薬?~不眠症の原因にもなる”むずむず脚(レストレスレッグス)症候群”への効果

回答:神経の余計な興奮を抑える

 『レグナイト(一般名:ガバペンチン)』は、不眠症の原因にもなる「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」に効果のある薬です。

 なぜ「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」に効果を発揮するのか、詳しい作用機序はわかっていませんが、神経の余計な興奮を抑える作用が関与していると考えられています。

回答の根拠①:興奮系の抑制、抑制系の増強

 むずむず脚(レストレスレッグス)症候群では、神経の小さなノイズ(雑音)を脳が感知してしまうために起こります。
 そのため、神経でノイズ(雑音)が発生しないよう、余計な興奮を抑えることで症状を和らげることができます。

 『レグナイト』は、興奮性の「グルタミン酸神経系」を抑制すると共に、抑制性の「GABA神経系」を増強することで、神経の興奮を抑えます1,2)。
レグナイト~グルタミン酸系とGABA系
 1) 臨床精神薬理.15(4):497,(2012)
 2) レグナイト錠 添付文書

 神経の興奮に対して、「グルタミン酸系」はアクセル、「GABA系」はブレーキとして働きます。『レグナイト』は、アクセルを弱め、ブレーキを強めるイメージです。

回答の根拠②:夜、寝る前にむずむずする理由

 神経では、普段から小さなノイズ(雑音)が発生しています。
 しかし、起きて活動している間は運動神経や感覚神経から大きな刺激が入ってくるため、気にはなりません。

 ところが、就寝前に活動が低下し、運動神経や感覚神経からの大きな刺激がなくなると、相対的にノイズ(雑音)が大きくなり、脳が感知してしまうようになります
むずむず脚のノイズ
 このノイズ(雑音)を、”むずむず”や”そわそわ”、時には”脚を虫が這っているような”不快感として感じるのが、むずむず脚(レストレスレッグス)症候群です。

薬剤師としてのアドバイス:不眠治療は、まずその原因を探ることから

 ひとことに”不眠”と言っても、その症状は様々です。

 「むずむず脚(レストレスレッグス)症候群」が原因で不眠になっている場合、睡眠薬を使うよりも、『レグナイト』等の薬で症状を緩和する方が、より適しています。

 自分の症状は、正しく医師に伝えるようにしましょう。

+αの情報:むずむず脚(レストレスレッグス)症候群の治療薬

 むずむず脚(レストレスレッグス)症候群の治療には、『レグナイト』の他に、パーキンソン病治療薬を少ない用量で使用する方法があります。

※むずむず脚(レストレスレッグス)症候群に対して効果が認められている薬
『ビ・シフロール(一般名:プラミペキソール)』
『ニュープロパッチ(一般名:ロチゴチン)』

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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