スポンサードリンク

外用剤

/

『ディフェリン』ってどんな薬?~毛穴の詰まりを防ぐニキビ治療薬、角質とレチノイド様作用

回答:毛穴の詰まりを防ぐ薬

 『ディフェリン(一般名:アダパレン)』は、ニキビ予防に使う塗り薬です。

 角質層が分厚くなって皮膚が硬くなると、毛穴が詰まりやすくなってニキビの原因になります。『ディフェリン』はこの角質が増えることを抑え、毛穴の詰まりを防ぐ薬です。
ディフェリンのニキビ予防効果
 ニキビの治療では、皮膚の保湿に『ヒルドイド(一般名:ヘパリン類似物質)』、ニキビの予防に『ディフェリン』、更に既にあるニキビに抗菌剤、といったように3種類の塗り薬を重ね塗りするのが一般的です。

回答の根拠:角質分化を抑える効果

 ニキビは、乾燥などによる皮脂の過剰分泌と、毛穴の詰まりが主な原因です。
 毛穴の詰まりは皮脂や汚れによっても起こりますが、毛穴の周りで角質が増え、皮膚が分厚くなったり硬くなったりしてしまうことも大きな原因です。
ディフェリン~角質が増えると毛穴が詰まりやすく
 『ディフェリン』を塗ると、皮膚での角質細胞への分化が抑えられます1)。その結果、毛穴の周りの皮膚が分厚くなったり硬くなったりしなくなります。

 1) ディフェリンゲル インタビューフォーム

 こうした『ディフェリン』の角質分化抑制作用のことを、レチノイド様作用と呼びます。

薬剤師としてのアドバイス①:皮膚の刺激は、普通2週間で治まる

 『ディフェリン』を塗ると、皮膚に刺激を感じる場合があります。こうした刺激は普通2週間ほどで治まるため、刺激が気にならない程度の量から少しずつ使い始めることもあります。

 ただし、イオウやピーリング剤などの含まれる洗顔料を使った後に塗ると、こうした刺激感が強まる恐れがあります。
 ニキビ治療の際、特に『ディフェリン』の使い始めには、なるべく皮膚への刺激が少ない洗顔料を使うことをお勧めします。

薬剤師としてのアドバイス②:紫外線を避けて、夜1回で使う

 紫外線によって皮膚が荒れると、『ディフェリン』による刺激感が強まる恐れがあります。そのため、『ディフェリン』使用中は強い日光や日焼けランプなどで過度の紫外線を浴びることは避けることをお勧めします。

 このことから、『ディフェリン』は塗布後に日光を浴びる心配の少ない夜に塗るのが一般的です。
ディフェリン~1日1回夜の塗布

+αの情報:『ベピオ』と『ディフェリン』の配合剤、『エピデュオ』

 『ディフェリン』と、抗菌剤の『ベピオ(一般名:過酸化ベンゾイル)』最初から混ざった配合剤『エピデュオ』が2016年11月4日に発売されています。
 保湿剤と併せて3つを重ね塗りする手間が減ることで、より簡単に正しく薬を使い続けることができるようになります。

 ただし、『ベピオ』や『エピデュオ』が髪や衣服につくと脱色してしまうことがあるため、お気に入りの服を着た状態での使用は控えることをお勧めします。
 

 

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


【主な活動】

★「PharmaTribune」にてコラム「今月、世間を賑わした健康情報」連載中です。
★6月22日のフジテレビ「直撃LIVE グッディ!」に薬剤師としてコメントを寄せました。
★3月23日発売の「異世界薬局(コミック版)」に薬学監修として携わりました。
★12月28日のYahoo!ニュース動画「抗生物質が効かなくなる日」に監修として携わりました。

利益相反(COI)
特定の製薬企業との利害関係、開示すべき利益相反関係にある製薬企業は一切ありません。

■カテゴリ選択・サイト内検索

スポンサードリンク

■ご意見・ご要望・仕事依頼などはこちらへ

■お勧め書籍

recommended

■提携・協力先リンク


オンライン病気事典メドレー

banner2-r

250×63

  1. 活動実績

    【活動実績】日経新聞の土曜版「日経プラス1」に取材協力しました
  2. 活動実績

    【活動実績】日経トレンディ3月号の「花粉症対策記事」に情報提供しました
  3. 活動実績

    【活動実績】日本薬剤師会による災害支援活動に従事しました
  4. 活動実績

    【活動実績】Yahoo!ニュース動画「抗生物質が効かなくなる日」の監修に携わりま…
  5. 時事問題

    【活動実績】PharmaTribuneで連載コラムが始まりました
PAGE TOP