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知っておくべきこと 薬の誤解

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薬局でもらった薬の有効期限はどのくらい?

回答:普通は製造から2~3年程度

 通常、薬の有効期限は、製造されてから3年です。薬の種類によっては、1年や2年と短いものもあります。

 ただし、薬は製造されてから手元に届くまでの間に、様々な流通経路をたどっています。
 あまり使われない薬は倉庫や薬局で長く保管されており、手元に届いた時点で既に期限まで数ヶ月であったりする場合もあります。

 そのため、常備薬と指示されたような薬以外は、処方された時に飲み切るようにし、自己判断で中断して保管したりしないようにしてください。

 万が一、飲み残してしまった場合には、適切な方法で廃棄するようにしてください

詳しい回答:”ロット番号”によって正確に知る方法

 具体的に薬の使用期限を知りたい場合は、薬のシートに記載してある「ロット番号」から調べることができます。
ロット番号と有効期限

 薬の「ロット番号」は、何年の何月何日に、どこの工場のどのラインで製造された薬であるかを識別するための番号です。
 「ロット番号」があれば、製薬企業のWebページから検索することで、薬の有効期限を知ることができます。

保管状況によっては期限より早くダメになることも

 ただし、薬には冷蔵保存しなければならない薬や、光に当たると有効成分が減ってしまう薬なども存在します。そういった薬は期限内であっても、保管状態によって既に品質が劣化している恐れもあります。

 期限のわからない薬は、使っても良いかどうかも含め、最寄りの薬局へ持っていって薬剤師に相談するようにしてください。

薬剤師としてのアドバイス:処方された薬は、その時に飲み切る

 処方された薬は、処方された時の症状や状況に対して適切な薬であって、何ヶ月、何年も経過した時の症状や状況に対して適切であるとは限りません。

 ひとことに「風邪」や「頭痛」、「かゆみ」といった症状であっても、素人判断で”前と同じ症状”と決めつけて薬を使うのは非常に危険です。

 抗生物質を勝手に使うと、薬が効かない耐性菌を生み、自分だけでなく家族にも治りにくい厄介な感染症を起こしてしまう恐れがあります。

 インフルエンザの時に安易に解熱鎮痛薬を使うと、「インフルエンザ脳症」を起こす恐れがあります。

 また、自己判断で勝手な薬の使い方をすると、万が一副作用が起きても補償を受けられない可能性もあります。

 こういったリスクを避けるためにも、処方された薬は処方されたタイミングでのみ使用し、古くなった薬は廃棄するのが原則です。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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