■サイト内検索


スポンサードリンク

専門用語解説 点眼薬

/

『リズモンTG点眼液』のTGって何?

回答:体温でゲル化する製剤のこと

 「Thermo-setting Gel(熱応答ゲル)」の略です。熱応答ゲルとは、体温でゲル化する工夫のことです。

 点眼すると薬が眼の表面の熱でゲル化するため、薬が眼に長く留まます。これによって、『リズモン点眼液』は1日2回の点眼が必要だったものが、『リズモンTG点眼液』では1日1回の点眼で済むようになっています。

回答の根拠:使いやすいように工夫された目薬

 『リズモンTG点眼液(一般名:チモロール)』は、緑内障や高眼圧症の治療薬です。もともと『リズモン点眼液』が販売されていましたが、1日2回の点眼が必要であり、その手間が問題となって、治療効果が芳しくない人が多くおられました。

 そのため、この1日2回の点眼の手間を、1日1回の点眼で済むように工夫したものが『リズモンTG点眼液』です。

 点眼液そのものをゲル状にしてしまうと、点眼するのが難しかったり、眼に入った時に不愉快だったりします。そのため、点眼する際は液体で、眼の表面に触れた時にゲル化する、という「熱応答ゲル」が開発されました。

 薬の特性上、10℃以下でなければ液体になりません。点眼する際に既にゲル化している場合は、冷蔵庫等で冷やしてから使う必要があります1)。

 1) リズモンTG点眼液 添付文書

 同じ成分「チモロール」の点眼液には、『チモプトール点眼液』と『チモプトールXE点眼液』があります。

 これも同様に、『チモプトール点眼液』は1日2回の点眼が必要ですが、『チモプトールXE点眼液』は1日1回の点眼で済むよう、ゲル化の工夫がされています。
 このXEは、効果が持続するという「Extended Efficacy」の略称です。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

■主な活動

【書籍】
■羊土社
薬の比較と使い分け100(2017年)
OTC医薬品の比較と使い分け(2019年)
■日経メディカル開発
薬剤師のための医療情報検索テクニック(2019年)
■金芳堂
医学論文の活かし方(2020年)

 

【連載】
Medical Tribune / PharmaTribune
ダイヤモンド・ドラッグストア
m3.com

 

【講演】
薬剤師会(兵庫県/大阪府/広島県/山口県)
大学(兵庫医療大学/第一薬科大学)
学会(日本薬局学会/プライマリ・ケア連合学会/アプライド・セラピューティクス学会)

 

【監修・出演等】
異世界薬局(MFコミックス)
Yahoo!ニュース動画
フジテレビ / TBSラジオ
yomiDr./朝日新聞AERA/BuzzFeed/日経新聞土曜版/日経トレンディ/大元気/女子SPA!ほか

 

 

利益相反(COI)
特定の製薬企業との利害関係、開示すべき利益相反関係にある製薬企業は一切ありません。

■ご意見・ご要望・仕事依頼などはこちらへ

■カテゴリ選択・サイト内検索

スポンサードリンク

■おすすめ記事

  1. 『ルネスタ』と『アモバン』、同じ睡眠薬の違いは?~光学異性体…
  2. 乗り物酔いのOTC、どんな選び方をすれば良い?~予防・治療の…
  3. 『ヒアレイン』と『ジクアス』、同じドライアイ治療薬の違いは?…
  4. 『ロイコボリン』と『フォリアミン』、同じ葉酸の薬の違いは? …
  5. 『プロペト』と『ヒルドイド』、同じ保湿剤の違いは?~副作用と…
  6. 『ラシックス』と『フルイトラン』、同じ利尿薬の違いは?~ルー…
  7. 『ラシックス』・『ダイアート』・『ルプラック』、同じループ利…

■お勧め書籍・ブログ

recommended
recommended

■提携・協力先リンク


オンライン病気事典メドレー

banner2-r

250×63

スポンサードリンク
PAGE TOP