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副作用 薬物動態学

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前回飲み忘れた薬を、2回分まとめて飲んではいけないのは何故?

回答:中毒が起こる血中濃度にまで上がるから

 まとめて2回分を飲むと、一度に大量の薬が体内に入ってくるため、薬の血中濃度が必要以上に高くなります。
 その結果、「中毒」による副作用などを起こす恐れがあります。

 2回分をまとめて飲むことは、非常に危険です。絶対に止めてください。

回答の根拠:薬の血中濃度~中毒域・有効域・無効域

 薬の血中濃度は、低過ぎても効果が現れませんが、高過ぎても中毒を起こします。そのため、低過ぎず高過ぎず、といった適切な濃度で維持する必要があります。

 2回分をまとめて服用した場合、1回に飲む薬の量が2倍になります。その結果、血中濃度が高くなり過ぎ、「中毒」による副作用を起こす「中毒域」にまで達する恐れがあります。

2回分をまとめて飲んだとき

 基本的に、医師・薬剤師から指示された薬の飲み方(用量・用法)は、薬を最も安全かつ有効に薬を使えるように考えられたものです。勝手な判断で飲み方や飲む量を変えないでください。

 

薬剤師としてのアドバイス:ほろ酔いを維持する方法と同じ

 お酒も、適度な量を適度なペースで飲んでいれば、ほろ酔いが続きます。しかし、まとめて一気に飲むと酔いが回って眠ってしまったり、頭痛や吐き気を催したりします。これは、アルコールの血中濃度が高くなり過ぎたことで起こる「中毒」症状と言えます。

 薬も同様、まとめて一気に服用すると、血中濃度が高くなり過ぎて「中毒」による副作用を起こす恐れがあります。
 必ず、適度な量を適度なペースで服用する必要があります。これが、薬の用法・用量です

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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