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薬の飲み方 認知症

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『アリセプト』と『メマリー』、2つ併用するメリットはあるの?

回答:併用することで治療効果も高まる

 認知症の薬には、「コリンエステラーゼ阻害薬」と「NMDA受容体拮抗薬」という2種類のタイプがあります。この2種を併用することによって、認知症の進行をより抑えることができる場合があります。

◆コリンエステラーゼ阻害薬
『アリセプト(一般名:ドネペジル)』
『レミニール(一般名:ガランタミン)』
『イクセロン、リバスタッチ(一般名:リバスチグミン)』 ※貼り薬

◆NMDA受容体拮抗薬
『メマリー(一般名:メマンチン)』

回答の根拠:併用した時のデータ

 『アリセプト』で治療中の患者に『メマリー』を追加することで、より効果が高まるとする報告1)や、『アリセプト』と『メマリー』は安全に併用できるとする報告2)があります。

 1) JAMA.291(3),317-24,(2004) PMID:14734594
 2) Int J Neuropsychopharmacol.18(5),(2014) PMID:25548104

 このことから、中~重度の「アルツハイマー型認知症」の場合は、『アリセプト』と『メマリー』の併用が推奨されています3)。

 3) 日本神経学会 「認知症疾患治療ガイドライン (2010)」

薬剤師としてのアドバイス:認知症の症状は、医師より家族の方が観察できる

 認知症による症状は人によって様々です。人によっては、病院に行った時は”外向けの顔”になって、急に元気になることもあります。
 こういった場合、病院で医師が診察するだけでは病状を把握することが難しいこともあります。

 日頃よく接している家族や、あるいは看護師・介護職の人が、前回の診察の後から今までにどういった変化があったのか、を医師へ伝えることも非常に大切です。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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