■サイト内検索


スポンサードリンク

解熱鎮痛薬・NSAIDs 副作用

/

「アスピリン喘息」では何故、鼻づまりが起こるの?~「ロイコトリエン」が増えるメカニズム

回答:「ロイコトリエン」によるアレルギーが起こるから

 「アスピリン喘息」は、『ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)』など解熱鎮痛薬の副作用で起こるアレルギー症状です。
 体内で「ロイコトリエン」が急激に増えるため、息苦しさなどの喘息症状と、鼻づまりなどの鼻症状を起こすのが特徴です。

回答の根拠:「ロイコトリエン」が増えるメカニズム

 体内の「アラキドン酸」は、通常「プロスタグランジン」と「ロイコトリエン」の2つにバランスよく代謝されています。

 『ロキソニン』などの解熱鎮痛薬を使って、痛みや炎症の原因となる「プロスタグランジン」への代謝を抑えたとき、「アラキドン酸」がもう一方の「ロイコトリエン」に大量に代謝されることがあります。

 こうした解熱鎮痛薬がきっかけで「ロイコトリエン」が増え、喘息発作を起こすのが「アスピリン喘息」のメカニズムです1,2)。

 1) 社団法人「八日会」先端医療講座
 2) Clin Exp Allergy.32(3):339-42,(2002) PMID:11940059

+αの情報:「ヒスタミン」と「ロイコトリエン」

 アレルギーの主な原因物質には、「ヒスタミン」と「ロイコトリエン」があります。
 「ヒスタミン」は痒みやくしゃみなどの症状、「ロイコトリエン」は喘息や鼻づまりといった症状の原因となります。

 そのため同じアレルギーであっても、痒みやくしゃみの治療には『ザイザル(一般名:レボセチリジン)』などの「抗ヒスタミン薬」を、喘息や鼻づまりの治療には『シングレア(一般名:モンテルカスト)』などの「抗ロイコトリエン薬」を使う必要があります。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

■主な活動

【書籍】
■羊土社
薬の比較と使い分け100(2017年)
OTC医薬品の比較と使い分け(2019年)
■日経メディカル開発
薬剤師のための医療情報検索テクニック(2019年)
■金芳堂
医学論文の活かし方(2020年)

 

【連載】
Medical Tribune / PharmaTribune
ダイヤモンド・ドラッグストア
m3.com

 

【講演】
薬剤師会(兵庫県/大阪府/広島県/山口県)
大学(兵庫医療大学/第一薬科大学)
学会(日本薬局学会/プライマリ・ケア連合学会/アプライド・セラピューティクス学会)

 

【監修・出演等】
異世界薬局(MFコミックス)
Yahoo!ニュース動画
フジテレビ / TBSラジオ
yomiDr./朝日新聞AERA/BuzzFeed/日経新聞土曜版/日経トレンディ/大元気/女子SPA!ほか

 

 

利益相反(COI)
特定の製薬企業との利害関係、開示すべき利益相反関係にある製薬企業は一切ありません。

■ご意見・ご要望・仕事依頼などはこちらへ

■カテゴリ選択・サイト内検索

スポンサードリンク

■おすすめ記事

  1. 『ラミシール』と『イトリゾール』、同じ内服の水虫薬の違いは?…
  2. 『テルネリン』と『ミオナール』、同じ筋弛緩薬の違いは?~効果…
  3. 第52回 日本薬剤師会学術大会 分科会26に参加して
  4. 『ロキソニン』と『カロナール』、同じ解熱鎮痛薬の違いは?~効…
  5. 『チャンピックス』と『ニコチネル』、同じ禁煙補助薬の違いは?…
  6. 『ミラペックス』と『ペルマックス』、同じパーキンソン病治療薬…
  7. 『ロキソニン』と『セレコックス』、同じ鎮痛薬の違いは?~速効…

■お勧め書籍・ブログ

recommended
recommended

■提携・協力先リンク


オンライン病気事典メドレー

banner2-r

250×63

スポンサードリンク
PAGE TOP