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ステロイド(外用) 似た薬の違い

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『ケナログ』と『デキサルチン』、同じ口内炎の薬の違いは?

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回答:違いは、「歯肉炎」への適応のみ

 『ケナログ(一般名:トリアムシノロン)』と『デキサルチン(一般名:デキサメタゾン)』は、どちらも口腔用のステロイド外用剤で、特に用法や使い方に違いはありません。

 2つの薬の効果を比較検討した結果、どちらの薬を使った方がより早く治るとか、どちらの薬の方が副作用が強いといった報告も今のところありません。
 効果・使い方・気を付けるべき副作用などほとんど同じため、特に使い分けは必要ありません。

 唯一、「歯肉炎」への適応は『ケナログ』にしかありません。そのため、口の中でも特に歯肉に炎症が起きた場合には『ケナログ』の使用が適しています。

 

回答の根拠:適応症や用法の共通点

 『ケナログ』と『デキサルチン』は、どちらもステロイドですが、どちらも「口腔用軟膏」として使用する特別なものなので、他のステロイド外用剤のようにランク付けはされていません。

添付文書、インタビューフォーム記載内容の比較 1,2)

◆用法(使い方)
ケナログ   :通常、適量を1日1~数回患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
デキサルチン:通常、適量を1日1~数回患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。

◆適応症
ケナログ   :びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎、または舌炎。慢性剥離性歯肉炎
デキサルチン:びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎、または舌炎

◆薬の有効率(どのくらいの患者に有効か)
ケナログ   77.9% ※歯肉炎含む
デキサルチン79.5%(著明改善6.1%、改善26.5%、やや改善46.9%)

◆副作用
ケナログ   :口腔内感染症、過敏症(いずれも頻度不明)
デキサルチン:口腔内感染症、過敏症(いずれも頻度不明)

◆使用期限
ケナログ   3年
デキサルチン4年

◆メーカー
ケナログ   ブリストル・マイヤーズ
デキサルチン日本化薬

 1) ケナログ 口腔用軟膏 添付文書
 2) デキサルチン 口腔用軟膏 添付文書

薬剤師としてのアドバイス:飲みこんでも大丈夫な薬

 『ケナログ』や『デキサルチン』などの口腔用軟膏は、塗布した後はしばらく飲食を控え、できるだけ長く患部に薬を付着させておく必要があります。

 その後、剥がれてきた薬は一緒に飲みこんでしまっても問題ありません。

 他のステロイド外用剤であっても、口の周りに塗布した薬が少量、体内に入ってしまうことによる健康への影響はありません
 ただし、口などの粘膜は皮膚からの薬の吸収率も高い場所です。皮膚へ使用するような強いステロイドを口内炎に使用すると、思わぬ副作用を招く恐れがあります。

 口内炎には必ず口内炎用の塗り薬を使うようにしてください。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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