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抗ヒスタミン薬 薬物動態学

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アレルギーの薬、飲んでからどのくらいで効果が出るの?

回答:薬によって異なる

 症状とアレルギーの種類にもよりますが、「抗ヒスタミン薬」は頓服でも効果が期待できる場合があります。

 ただし、基本的には症状の続く時期にはしばらく継続して服用する必要があります。

「抗ヒスタミン薬」の、効果が発揮されるまでの時間と、効果が持続する時間のデータ

『タリオン(一般名:ベポタスチン)』
 紅斑は30分、痒みは1時間で効果が現れる。
 服用してから12時間後でも、症状を抑える効果が続いている。

『ザイザル(一般名:レボセチリジン)』、『ジルテック(一般名:セチリジン)』
 1時間で効果が現れ始め、6~8時間後に最も薬の効果が高くなる。
 服用してから32時間後でも、症状を抑える効果が続いている。

『クラリチン(一般名:ロラタジン)』
 2時間で効果が現れる。
 服用してから4時間後でも、症状を抑える効果が続いている。

『アレジオン(一般名:エピナスチン)』
 4時間効果が持続する。

『アレグラ(一般名:フェキソフェナジン)』
 1時間で効果が現れる。
 6時間以上効果が持続する。

『エバステル(一般名:エバスチン)』
 4時間で効果が現れる。
 服用してから24時間後でも、症状を抑える効果が続いている。

『アレロック(一般名:オロパタジン)』
 該当データなし

 出典)各医薬品のインタビューフォーム

薬剤師としてのアドバイス:満足できるほどの効果かどうかは、別の問題

 この「効果が現れる」と「効果が持続する」という表現は、あくまで”何の薬も飲まなかった場合”と比べて差がある、ということを意味しています。
 そのため、症状が”満足いくまで治まる”という意味の効果とは異なります。
効果発現と、症状が治まることとは別の問題

 薬は、症状を”満足いくまで治める”ために薬を飲むものです。そのため、実際には毎日続けて服用したり、朝と夕に1日2回服用したりする必要があります。

 特に花粉症など長期間にわたって症状が続くような場合、花粉の飛び始める前から飛び終わる時期までの間は、続けて服用することが推奨されています1)。
 
 1) アレグラ錠 添付文書

+αの情報:効果の持続と、薬の蓄積は別の問題

 薬の効果が長く続くからと言って、身体の中に薬が長い時間残る、というわけではありません。

 例えば『タリオン』は、服用12時間後でも効果が持続していますが、用法通りに1日2回服用し続けても、身体には全く蓄積しないこともわかっています2)。
 
 2) タリオン錠 インタビューフォーム

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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