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抗真菌薬 薬の塗り方

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水虫の塗り薬で床がベタベタになってしまう、どうすれば良い?~薬を塗った後の対処

回答:寝るまでの間、一旦靴下を履いて過ごしても良い

 水虫の治療薬である『ラミシール(一般名:テルビナフィン)』や『ゼフナート(一般名:リラナフタート)』などの塗り薬は、お風呂上がり(入浴後)に塗るのが最も効果的です。

 しかし、入浴後に薬を塗ってから寝るまでの間、そのままの足で歩くと、家じゅうの床が薬でベタベタになってしまいます。
 その場合は、一旦靴下を履いて過ごすことをお勧めします。
水虫の薬を塗るタイミングと、床のベタベタ
 ただし、寝るときは患部を乾燥させるため、靴下を脱いで裸足で就寝するようにしてください。

回答の根拠①:水虫治療は「乾燥」が鉄則

 水虫を治療する際には、足を乾燥させることが鉄則です。
 これは、水虫の原因菌である「白癬菌」が、湿気のある場所を好み、逆に乾燥には弱いからです。
白癬菌と乾燥~水虫治療

 夜中じゅう靴下を履いていると、その間に湿気で「白癬菌」が活発になり、どんどん菌が増殖してしまうことになります。

 入浴後から就寝までの短時間であれば、靴下を履いて過ごしていてもそれほど大きな影響はありませんが、就寝時には靴下を脱いで裸足になり、足を乾燥させる必要があります。

回答の根拠②:お風呂上がりが最も効果的なタイミング

 塗り薬は、お風呂上がり(入浴後)に塗布するのが最も効果的です。

 入浴後は、皮膚の角質が水で膨張し、薬が浸透しやすい状態になっている上に、皮膚についた汚れや前回の薬を落として患部が清潔になっているからです1)。

 1) 鳥居薬品 「皮膚科専門医に学ぶ エキスパートナースを目指して 外用薬の基礎知識」

 そのため、水虫の塗り薬も1日1回入浴後に塗るよう指示されるのが一般的です。

薬剤師としてのアドバイス①:床のベタベタを気にして、治療が疎かになることの方が問題

 理想は、塗った薬が乾くまでそのまま待つことですが、必ずしもそれを実行できるとは限りません。

 床がベタベタになってしまうからと、塗る薬の量を少なくしたり、片足にしか薬を塗らなかったり、そもそも薬を塗らなくなってしまったりすると、治療が疎かになり水虫を何度も繰り返す原因になってしまいます。

 そのため、必要があれば一旦靴下を履いて過ごすことも、選択肢の一つです。

 また、足の裏だけは布団に入ってから塗布する、という方法も別の選択肢です。しかし、より高い効果を期待するのであれば、入浴後すぐに薬を塗布することをお勧めします。

薬剤師としてのアドバイス②:痒みや赤みが治まっても、まだ菌は残っている

 足の痒みや赤みが治まったからといって、皮膚から「白癬菌」が居なくなったとは言えません。自覚症状が治まっても、しばらくの間は「白癬菌」が居る状態が続きます。

 そのため、症状が治まったからといって薬を自己判断で止めてしまうと、残った「白癬菌」によって水虫をぶり返すことになり、かえって治療が長引いてしまうことになります

 主治医の先生からOKをもらえるまでは、必ず続けて薬を使うようにしてください。それが最短・最安・最善の治療方法です。

※医師も、「白癬菌」の有無は症状や見た目ではなく、皮膚の顕微鏡検査などで鑑定します。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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