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ステロイド(外用) 子どもの薬

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”あせも”に「ステロイド」の塗り薬を処方された。そんな強い薬が必要?~治療期間を短くするために

回答:短期決着が望ましいこともあるから

 「ステロイド」の塗り薬の一番の特徴は、即効性です。”あせも”の痒みが酷い場合などに、この即効性を期待して「ステロイド」を使用することがあります。

 ”あせも”が長引いたり悪化したりすると、皮膚にダメージが蓄積し、そこから湿疹などの慢性的なトラブルに進行してしまうこともあります。

 早く治療することができれば、皮膚への負担も少なく、また薬も一時的にしか使用しないためトータルの使用量を少なく抑えることができます。
ステロイド外用剤と短期決戦

 小さな赤ちゃんや子どもに「ステロイド」を使用する、ということに抵抗のある親御さんが多いですが、多くの場合「ステロイド」に対する誤解が根底にあります。正しい理解をして、納得のいく治療を行えるようにしましょう。

詳しい回答:よくある、「ステロイド」の塗り薬に対する誤解

 「ステロイド」そのものや、「ステロイド」の塗り薬に対しては多くの偏見や誤解が出回っています。

 通常、医師・薬剤師の指示通りに使用し、定期的に受診している限り、「ステロイド」の塗り薬で取り返しのつかないような副作用が起こることはありません。

 しかし、”たかが塗り薬”と油断して、いい加減な使い方をすると様々な副作用が起こる恐れがあります。実際に、足に処方されたステロイドを勝手に顔に塗ったり水虫の痒みに自己判断でステロイドを塗ったり他人の塗り薬を勝手に使ったり、といったことを行うと、取り返しのつかない副作用が起こる恐れもあります。

 「ステロイド」の塗り薬を使用するときは必ず、「塗る場所」と「塗る回数」を守るようにしてください。

よくある、「ステロイド」の塗り薬に対する誤解

①「ステロイド」を使うと、成長に影響するなどの全身の副作用が出る?
→皮膚に塗った「ステロイド」が吸収され、糖尿病になる、胃潰瘍になる、骨がもろくなる、顔が丸くなるといった全身的な作用を発揮することは、まず起こりません。内服薬で起こる可能性のある副作用です。

「ステロイド」を塗った場所の皮膚が、黒っぽく着色する?
→「ステロイド」に色素を沈着させる作用はありません。炎症が長く続くと着色することがありますので、炎症は薬で早めに鎮めることをお勧めします。長く続く炎症には大抵「ステロイド」を使用するため、多くの方が因果関係を誤解されています。

 

~注意事項~

◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

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