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過去の記事一覧
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「ピボキシル基」を持つ抗菌薬で低血糖が起こるのは何故?~カルニチンと脂肪酸β酸化(糖新生)
【薬剤師が執筆・監修】「ピボキシル基(ピバリン酸)」の代謝に消費される「カルニチン」は、脂肪酸β酸化(糖新生)にも必要な物質のため、欠乏すると低血糖を起こしやす…
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『メジコン』と「リン酸コデイン」、同じ咳止めの違いは?~麻薬性・非麻薬性鎮咳薬の効果と副作用、咳止め…
【薬剤師が執筆・監修】効果はほぼ同等の『メジコン』と「リン酸コデイン」、依存形成や呼吸抑制のリスクが少ない『メジコン』が優先的に使われるが、他に効果の確かな鎮咳…
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「リン酸コデイン」は12歳未満に使っても良い?~呼吸抑制と日本人のCYP2D6
【薬剤師が執筆・監修】呼吸抑制のリスクと小児の禁忌指定~「コデイン」から「モルヒネ」の代謝に関わるCYP2D6のUltrarapid Metabolizerと日…
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『ナゾネックス』と『リボスチン』、同じ点鼻薬の違いは?~アレルギー性鼻炎に対するステロイドと抗ヒスタ…
【薬剤師が執筆・監修】効果・安全性・噴霧の手間といった点から優れることからアレルギー性鼻炎の第一選択薬に選ばれている「ステロイド」の点鼻薬と、1本あたりの値段が…
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『ミラペックス』と『ペルマックス』、同じパーキンソン病治療薬の違いは?~麦角系・非麦角系の差と第一選…
【薬剤師が執筆・監修】『ミラペックス』などの「非麦角系」は心弁膜症のリスクがない第一選択、眠気や便秘などの副作用で使えない場合は『ペルマックス』などの「麦角系」…
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不要な薬を薬局に返せば、返金してもらえる?~健康保険法上の解釈と残薬の活用方法
【薬剤師が執筆・監修】処方箋に基づく調剤は「商品の売買」ではなく、診察や治療と同じく健康保険法上の「療養の給付」にあたるため、返金はできない~品質管理上の問題点…
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『ミラペックス』と『ビ・シフロール』、同じ「プラミペキソール」製剤の違いは?~パーキンソン病治療の服…
【薬剤師が執筆・監修】1日1回の服用で治療ができて切り替えも簡単な『ミラペックス』、腎障害でも用量調節しながら使える『ビ・シフロール』~パーキンソン病治療で服用…
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糖尿病患者は水虫が悪化しやすい?~潰瘍・下肢切断のリスクと市販薬の是非
【薬剤師が執筆・監修】糖尿病患者では、水虫の悪化が下肢切断のリスクになるため、軽症のうちに皮膚科を受診し適切な治療を受ける必要がある。…
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『ロキソニン』が痛みを和らげるメカニズムと、胃を荒らしやすい理由
【薬剤師が執筆・監修】痛みの原因でもあり、胃を守る物質でもある「プロスタグランジン」を減らす『ロキソニン』の効果と副作用~COX-2阻害薬の『セレコックス』の特…
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『ニトロダーム』と『フランドル』、同じ狭心症の貼り薬の違いは?~かぶれと粘着力・金属の有無とAED使…
【薬剤師が執筆・監修】粘着力が強く剥がれにくい『ニトロダーム』、かぶれにくく貼り直しができ金属も含まない『フランドル』~狭心症の貼り薬は、AED電極パッドの邪魔…
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『エンシュア』・『ラコール』・『エネーボ』、同じ半消化態栄養剤の違いは?~値段・栄養バランスと微量元…
【薬剤師が執筆・監修】単価・カロリーあたりの値段が最も安い『エンシュア』、脂質が少なく植物性タンパク質が多めの日本人向きな『ラコール』、微量元素Se・Cr・Mo…
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『エレンタール』と『エンシュア』、同じ栄養剤の違いは?~タンパク質・脂質の配合と風味・浸透圧
【薬剤師が執筆・監修】窒素源が「アミノ酸」の状態で消化の必要がない『エレンタール』と、三大栄養素のバランスが良く口からも飲みやすい『エンシュア』~消化機能による…
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2歳未満の乳幼児に「抗ヒスタミン薬」は使える?~熱性けいれんのリスクと市販薬を使う際の注意
【薬剤師が執筆・監修】鎮静性の抗ヒスタミン薬は、熱性けいれんのリスクを高める恐れがあり、2~3歳の発熱した乳幼児には使わない方が良い。市販の鼻炎薬にもよく使われ…
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忙しい人にお勧めの「勉強・情報収集用ブログ」の紹介
公的機関の情報と併せて活用できる、薬剤師のための「勉強・情報収集用ブログ」のリンク集~新薬や適応追加・販売中止の情報から、創意工夫に富んだ教育用コンテンツ、様々…
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『メルカゾール』と『チウラジール』、同じ甲状腺の薬の違いは?~第一選択と妊娠中の影響、換算量
【薬剤師が執筆・監修】効果が早く副作用の少ない『メルカゾール』が第一選択、妊娠予定・妊娠初期には『チウラジール』が推奨される~FT3/FT4正常化にかかる時間と…
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『テルネリン』と『ミオナール』、同じ筋弛緩薬の違いは?~効果と副作用・相互作用
【薬剤師が執筆・監修】強力だが眠気や血圧低下の副作用・CYP1A2に関係した相互作用のリスクも高い『テルネリン』、効き目は穏やかだが副作用や相互作用のリスクが低…
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『ジスロマック』と『クラリス』、同じマクロライド系抗菌薬の違いは?~相互作用と服用の手間・妊娠中の安…
【薬剤師が執筆・監修】CYP3A4にほぼ影響しない『ジスロマック』は相互作用のリスクが低く、服用の手間や妊娠中の安全性評価の点からも優れているが、『クラリス』の…